今回の酒蔵探訪は大分空港の近くにある「西の関 萱島酒造」さんへお伺いしました。

ツバメの飛び交う中、蔵の門をくぐると数々の賞状が所狭しと並ぶ通路がありました。
仕込みの終わった時期の見学なので、熱気ある姿は見れませんが代わりに細かな詳しい面白い話を聞かせてくれました

 

入り口左側一番上に位置する賞状には「明治40年」と「第一回」の文字がありました。
清酒品評会の初代「一等銀牌」を受け取った歴史を持つ銘柄が「西の関」だったのです。

洗米器の先には大きな製氷機があります。。
「九州の酒造りには氷を使う」
その大事な氷は地下より汲み上げた仕込み水を使っています。
この氷を使ったロックは最高に旨いそうです。

酒造りの道具には「竹・杉・わら」の三種が相性が良いそうです。
入り口の杉玉に杉の桶。通路に掛かるわらのブラシ。

仕込みの時期には交代で夜も作業を行う蔵人達の晩酌は「花」だそうです。
西の関の銘柄には「特撰」「上撰」とありますが、わざわざ「花」を飲むそうです。
普通酒の質を高め技術を高める事が旨い酒を造る事だと蔵人達が自ら考えている証拠だそうです。

ここでタンクについてお話をしてくれました。
タンクのある場所は冬に仕込む冷たい酒を寝かせているのでクーラーの必要がないそうです。
ひんやりと涼しい場所です。

内側がホーロー製で外が鉄のタンク。
鉄分を嫌う酒は内側のホーローの亀裂は命取りで地震が起きた時は外から確認できないので心配になるそうです。
「呑みきり」は、このタンクの口を開ける(切る)事を言うようです。
飲んでカラにする事ではなかったんですね。。。
この呑みきりで確認するまで心配は続くのでしょう。

 

よく見かけるタンクの数字。
年号はタンクの造られた時で、同時に量を計測されて記入されます。
蔵で書いているのではないそうです。
この数字は蔵の歴史であり、酒の歴史でもあると言います。
お酒ブームの時にはタンクが次々と造られていた事がわかります。
今はタンクを増やすより旨い酒を造るために時間と労力を費やしているのでしょう。

ここで、写真NGの場所に連れて行ってもらえました。
ズバリ「宝物庫」ですね。
日本酒は保管方法がしっかりしていれば、こんな古い酒も飲めるんだ…
と思わせる驚きの年号の入った酒がありました。
研究用だけでなく、古酒として商品化している銘柄もあります。

限定品 長期間眠っていた古酒
●西の関 昭和六十三年醸造 超辛口 古酒 500ml → ご注文はこちら

最後に、直売所の東西へ。
とってもお洒落なバーカウンターのような試飲スペースです。
珍しい酒造りの道具をギャラリーのように展示しています。
お買い物もお楽しみいただけますよ。

●西の関 商品一覧は → こちら